about me

 

中田 達大 / Nakada Tatsuhiro

1990年生まれ。東北大学大学院修士課程修了。新卒でカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社に入社。新規法人営業、書店の売り場企画/運営を経験。21年に夫婦で栃木・那須塩原へ移住し、インタビュアーとして独立(屋号:クウトクル)。インタビューメディア「むすびかた」を自身で制作・運営。

◎好きなこと
旅をすること(8ヶ月かけて世界一周も経験)、本を読むこと(移動本屋をときどきオープンしてます)、鍋を食べること(一年中食べてます)

 
◎取材していただきました!
・「那須に移住した中田達大さんが、月曜日が憂うつじゃない働き方を考えるインタビューメディアを立ち上げた理由

旅するように聴く 実践者としてその価値を広めたい

 


私が「インタビュー」の魅力を知ったのは、ボーナスを全額つぎ込んで本をつくった日にさかのぼります。

それまで私は都内の書店で働き、毎日売り場に本を並べながら、企画をしたり、スタッフさんの採用や育成など運営まわりで汗を流していました。とある日、当時の上司のすすめで、自費出版でインタビュー集をつくることに。もともとの動機は「ただ話を聞いてみたい人がいる」というシンプルなものでしたが「せっかくならその内容を一冊の本にまとめてみたら?」と提案してもらいました。次の日から、その言葉を真に受けて、実際に製作することに。私にとって「インタビュー」に関心を持つ最初の大きなきっかけです(製作費は会社員時代のボーナス一回分とぴったり同じでした)。

 

そこからは「インタビュー」の魅力をもっと自分自身が理解したい、一人でも多くの人と分かち合いたい、その想いで試行錯誤の毎日を走ってきました。WEBメディアを自分でつくってみたり、就活生の方の自己分析をインタビューを通じてサポートしてみたり。そして、あるとき「えいっ」という気持ちで、肩書として「インタビュアー」を名乗り始めました。覚悟を持って、インタビューを通じて、人と社会と繋がっていきたい。そう思ったからでした。

 

私が「インタビュー」という言葉を使うときに、2つの大切にしていることがあります。

 

1つは「中長期的な関係性を土台にしたインタビュー」があってもよいのでは、という考えです。
インタビューと聞いたときに、何を思い浮かべますか?著名人に取材をして、それを記事や動画づくりに活用するインタビューを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。私は、もっといろいろなことに活用できるポテンシャルを、インタビューは秘めていると信じています。例えば、信頼関係を築きながら、未来へ伸びる時間軸に向かって一緒に伴走するようなインタビュアーの在り方です。1人1人に、そんな存在がいたら、人はもっとその可能性を広げていけるのでは。そんな思いを「パートナーとしてのインタビュアー」という言葉に込めました。

 

もう1つは、「世の中には『聴く』が不足している」という肌感覚です。
私もあなたも、もっと自分の話を真摯にフラットに聴いてくれる存在を、無意識で探していないでしょうか。これだけ様々なものが溢れている時代において「聴く」は決定的に足りていない。そんな感覚を私は抱いています。それは裏を返せば、可能性でもあります。話を聴き、問いを投げかけ、一緒に頭や心のなかを探索してくれる信頼できる人が、一人一人についていたら、自身が持つ価値を活かしていく方向にもっと多くの人が舵を切っていけると信じています。

 

もし少しでも興味を持ってくださった方がいらっしゃったら、お気軽にご連絡ください。
ざっくばらんとお話をしながら、何かご一緒出来る余地があるのかさえも一緒に探索していけたら嬉しいです。

 

中田 達大